5.1 徒然徳風だより
「退寮の言葉」から (~2026年 春)

徳風苑親和寮では開設以来、社会復帰と自立を目指す多くの寮生たちが、互いに励ましあいながら共同生活を送ってきました。
今回はそんな寮生の旅立ちの言葉をいくつか紹介します。
「この寮の生活で、勉強になることがたくさんありました。先生方が自分が悩んでいる時にはすぐに相談にのってくれるので、とてもよかったです。今回の寮生活で、今まで自分ができなかったことを見つけることができましたし、今まで貯金もしたことがなかったのですが、今回で貯金することもだいじなことがわかりました。本当にお金は大事なことだなと思いました。今後も一生懸命貯金できるように努力していきたいです。
あとは、仕事も一生懸命にやっていき、自立できるようにしたいです。もう二度と、同じことをしないためには、仕事をまじめにやることだと思うので、挫折しないように頑張りたいです。この寮から出ても頑張っていきます」
「約一か月ほどの短い間でしたが大変お世話になりました。寮生との間では多少の問題もありましたが、過ぎてみれば全て良き思い出になりました。今は感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました」
「私はこの施設にお世話になり本当に良かったと思っています。施設長はじめとして、職員のみなさまに大変親切にしていただき感謝しかありません。本当にみなさまありがとうございました。二度とこの場所に戻ることのないように真面目に生活していきます。もしも困ったことがあった時には相談させていただきたいと思います。お願いいたします。本当にありがとうございました」
「私は一か月間という短い期間でしたが、こちらでお世話になりました。一か月という僅かな期間で仕事を見つけ職に就き、少しでも収入を得ようと努力しましたが、こちらで仕事を見つけることはできませんでした。正直なところ、この短い期間で少ない収入のため苦労して働きたくない、という思いがあったのは事実です。この一か月間は、携帯の未納金の支払いや督促状の処理などとても苦労しました。刑務所に入ると本当にろくなことがないなあ、とつくづく悲しくなりました。新たな携帯をつくるため、こちらの職員さんが親切に対応してくれたことはとても嬉しかったし、こんなに親身になり力になってくれるんだ、と人の温かさを実感しました。食事も、自分の食事の量を調整してくれたり毎日手間かけて手作りしてくれているんだと思うと何倍も美味しく感じたし、栄養のバランスなどしっかり考えて調理してくれているんだと思いました。
私はコミュニケーションが苦手で、寮生の人達とは余り関わらなかったけど、初めのころは色々教えてくれたりと皆親切でトラブル等はありませんでした。これから本格的に社会に出て自立して生活していくことに嬉しさも一杯だけど、それと同じくらいの不安もあります。社会の厳しさに心が折れたり嫌になることも多々あろうかと思いますが、決して自暴自棄にならず、ここの生活で感じた人の優しさや力を与えてくれたことを思い出し、踏ん張ってやっていこうと思います。刑務所にいるころは満期で出てもいいや、と思っていましたが、一か月の短い期間だったけどこの寮に入って良かったと今は思ってます。仕事も生活も頑張ってやっていきます」
「令和6年12月に金沢刑務所を仮出所しまして親和寮さんにお世話になり、自分は大変よい勉強をさせて頂きました。まだまだ勉強不足な自分ですが、色々なことを勉強していきます。これからも色々とご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。令和7年6月」
社会であらたな居場所を見つけ巣立っていった先輩寮生たち、その後も彼らの自立を見守り、必要な時には支えになりたいと、徳風苑ではフォローアップにも力を入れています。
